10月29日火曜日のご予約状況1
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中国中医研究所
中国中医研究所Dr.程
この研究所は、中国四大病院の一つで北京の東直門にあります。私は、この研究所の高級班《研修班》で研修をしていました。午前中は、各自指定された関連病院に通い、病院内で臨床、午後は全員で講義のプログラムです。
中国中医研究所クラスメイト
本来は指定された研修所で基礎班、中級班を終了後、高級班で研修をするのですが、明治鍼灸大学(現・明治国際医療大学)の学位があったため(明治鍼灸大学は当時、日本で一校しかなかった鍼灸専門の四年制大学)、高級班で学ぶことができました。高級班のクラスメートは、ドイツ人の医師・薬剤師、アメリカ人の医師・ブラジル人の医師・イタリア人の医師です。
中国中医研究所 研究班修了式
中国中医研究所治療風景
中国中医研究所 Dr.呉
この研究所病院は、医師も患者様も、全員中国人です。診察室は、診察ベット6床、当時はカーテンなど仕切りはありません。もちろん、更衣室もありません。最初に診た患者様には、過去に日本と問題があったようで、「日本人はあっちへ行け」と言われ、とても辛い思いをしました。でも逃げ出す訳には行かないため、どのようにすれば受け入れてくれるのだろうかと考え、先ずは細部まで気配りを徹底しました。その結果、皆に受け入れてもらうことができました。ある老人の患者様には「日本人の坊主、早く来い。お前が治療しないで誰が俺を治療するんだ?」とおっしゃっていただけるようになりました。
中国中医研究所治療風景
中国中医研究所 患者様
北京中医医院も、中国四大病院の一つであり、北京の寛街というところにあります。この病院では、劉医師に付いて臨床を勉強させて頂きました。
北京中医医院全景
北京中医医院 Dr.劉と中国人研修生
北京中医医院 中国人研修生
劉医師の診察室は6床でしたが、患者様が多く、空いている診察室を借り、多い時は一度に18床で治療をしていました。劉医師は、難しい病気にも簡単に鍼灸治療を施していました。泉のように次から次へと治療法が湧き出てくる感じです。劉先生にお会いでき、経絡、経穴《ツボ》気と血の重要性をさらに認識させられました。
初診の患者様には、私を含め研修生みんなで問診を行い、自分たちで治療法まで組み立てるやり方です。私は、劉医師が鍼灸治療をする前に、自分のノートに経穴名を書き込み、チェックをして頂きました。この時点では何も言われず、ただ、笑っているだけです。答えも教えて貰えません。正しい答えは、劉医師が患者様に鍼灸治療をされたときに選んだ経穴(ツボ)です。
北京中医医院 患者様
北京中医医院 患者様
僅かな時間を見つけた時は、他の診察室に行き、色々な先生方の治療法を習得しに行きました。私は周医師にも快く受け入れて頂きました。周医師も中国では有名な医師で、患者様が多く、曜日により特別室で治療されるほど素晴らしい先生です。
北京中医医院特別診察室Dr.周
北京中医医院 Dr.周と中国人研修生
中国の病院内の研修で、様々な先生方の治療を見たり、患者様に治療をさせていただいたことで、私自身の治療方法の引出しが多くなりました。
また、研修以外でも、研修生同士で練習やお互いを治療して腕を磨くこともできました。また、友人として山登りなどにも行きました。
中日友好病院の当時の副院長の葉医師をはじめ、多くの方々にお世話になりました。人間的にも一回り、二回りも大きくなれた貴重な経験でした。
北京中医医院インターン
山登り
Dr.葉